タグラグビーチーム

ポジション解説

ラグビーは15人のメンバーから成り立ち、それぞれに決められているポジションがある。 このポジションは8人のFW(フォワード)と、7人のBK(バックス)に大きく分けられる。さらにFWはフロントロー、セカンドロー、バックローに分けられ、 BKはハーフバック、スリークォーターバック、フルバックに分けられている。

FW(フォワード)

縁の下の力持ち。強力な肉体でボールを奪取

スクラムを組み、ボールがタッチラインの外に出ればラインアウトで敵とボールを奪い合い、 BK(バックス)が捕まれば、すぐに駆けつけてボール確保に身を削る。 ボール争奪戦が主な仕事だが、時には力強く突進してディフェンスを蹴散らす。現代ラグビーでFW(フォワード)の役割は増える一方だ。ぶつかって、倒されて、また起きて走り出す。下敷きになったり、踏まれたりしながら、走り回るタフな選手達は、チームメイトに尊敬される存在だ。


BK(バックス)

筋肉質なゴツイ選手が並ぶFW(フォワード)に対して、BK(バックス)はスリムな選手が多い。 女性人気も圧倒的にBKに集中する。FWが確保したボールをどう攻撃に結びつけるか考えるHB(ハーフバック)団のSH・SOには明晰な頭脳と俊敏性が必要であり、 最後に俊足を飛ばしてトライをあげるフィニッシャーWTBは陸上の短距離ランナーのようだ。 FWがボールを奪ってくれるからこそ、活躍できるということを認識しながら、各ポジションを見ていこう。

PR(プロップ)

最前列でスクラムを組む背番号1番と3番。 1番は右肩だけ組むのでルースヘッド・プロップ、3番は相手の1番と2番の間に首を入れて両肩を組むのでタイトヘッド・プロップとも呼ばれる。スクラムとラインアウトで、ジャンパーを支えるサポート役など、縁の下の力持ちで、忍耐強く、他の選手のために頑張る優しさも必要。身長175cm~185cm、体重100kg~120kgくらいがトップ選手の平均サイズ。走れる巨漢PRは貴重な存在だ。

SH(スクラムハーフ)

スクラムにボールを投げ入れ、出て来たボールを素早くSOにパス。 BKがパスをつないで捕まりFWがサポートにやってくると、そのボールをまたBKにパス。 常にボールと一緒にちょこまかと動き回って、攻撃のリズムを作るのがSHの仕事。 レフリーの近くにいるので、ちょっとした質問など、よくしゃべる選手が多い。パスの上手さが最も大切。機を見るに敏な戦略家で、現役引退後、名監督となった選手が数知れない

HO(フッカー)

最前列中央でスクラムをコントロール、SHが投げ入れたボールを足で後ろにかき出し、ラインアウトではボールを投げ入れる。 器用さが必要で、体型はPRに近いがやや細い。 BKが捕まったポイントに真っ先に行くのはFL、No.8だが、そのボールがさらに展開するときには、HOがNo.8的な役割を果たす。 従って走力があって判断力のある選手が多い。最前列で体を張ることから、キャプテンを務める選手が多いポジションだ。

SO(スタンドオフ)

指令塔とも称され、FWとBKの中間に立ち、パスか、ランか、キックか、 攻撃を選択していくゲームメイカー。チームを操る姿はサッカーの背番号10とも重なる。 泥だらけの選手達の中で、一人綺麗なままのジャージ姿で思考するスタイルもあってか、 新日鉄釜石の松尾雄治、早稲田大学の本城和彦など、カリスマ的スターを生んだ。 戦術眼はもちろんパス、キックのスキルも重要で、ラグビー少年団に通ったような経験豊富な選手が多い。

LO(ロック)

ラグビー王国ニュージーランドでは、少年はロックを目指す。 強くて頼りになる男の象徴だからだ。世界では身長195cm~200cmで体重110kg~120kgが平均。 キックオフやラインアウトなどで長身を生かして高いボールをキャッチ。巨漢を利しての突進で、防御にダメージを与える。 プレーは荒々しいが寡黙な選手が多い。運動量を増す現代のラグビーではPR、HO、LOのタイトファイブの運動量が勝負の鍵とまで言われる。

CTB(センター)

TBはスリークォーターバックスの略で、 基本フォーメーションのBKを8列にした場合の6列目で約分してこう呼ぶ。 SOからのパスを細工してWTB、FBにつなぐのが主な仕事。攻撃側が普通にパスを回すと、CTBのところで防御ラインとぶつかる。 トップスピードでぶつかり合うCTBには、力強い足腰と、強いタックル能力が求められる。 器用にタックラーをかわすタイプと、パワフルなタイプを2人並べるのが理想のコンビ。

FL(フランカー)

スクラムやラインアウトから真っ先に飛び出して相手にプレッシャーをかけ、 激しいタックルで相手のボールを奪い取り、チームメイトが捕まったポイントへ瞬時にサポートするFWの花形。
気の強さが第一で、BK並みのスピードが要求される。 通常は6番がスクラムの左で、7番が右。
7番をオープンサイドFL、6番をブラインドサイドFLと呼ぶこともある

WTB(ウィング)

基本フォーメーションの両翼に位置して、 チームメイトが苦労してつないだボールをトライに持っていくのが役目。 世界では190cm以上の大型選手が流行で、捕まっても起点になってさらに展開するパターンを使うが、 日本では小さいが俊足のフィニッシャータイプが揃う。 マーク前で一瞬止まり、瞬時の加速で相手を振り切るスワーブという技術がWTBの見せ場。 サッカーでいえばストライカー。目立ちたがり屋が向いている。

No.8(ナンバーエイト)

文字通り背番号は8。
エイトマンとも呼ばれ、スクラムなどからのサイドアタック、ラインアウトのジャンパー、BKをサポートしての突進、そしてBKラインに入ってのパスと、最も総合的なスキルを必要とされるスーパーマン的存在。

身長185cm~190cm、体重100kg~110kgが標準サイズ。世界の代表チームでもNo.8が名キャプテンになったケースは多い。

FB(フルバック)

最後の砦として味方ゴールラインを守るが、ゴールキーパーではなく、積極的に攻撃に参加する。
BKラインにエキストラマンとして走り込み、WTBにパスをつないだり、相手のキックをキャッチしてカウンターアタックを仕掛けたり、 大きく蹴り返したり。一番後ろゆえ、ミスは許されず責任感と大胆さを併せ持った性格が適任。

HO、No.8、SH、SO、FBを「縦の線」と呼び、チームの背骨のような存在として重要視されている。